燃えよ! べトコン!

旅はたのしい。いろんな人やいろんな物に出会えるし、いろんな経験もできるし。いろんな珍しいものが食べれる。
けど、ずっと外食ということになるとだんだんつらくなる。タイではタイ人もみんなが外食を中心に生きているような国なのでおかゆから贅沢料理までバリエーションが豊富で外食がつづいてもかなり平気やけど、ベトナムとかカンボジアとかインドもそうやけど基本的には家で食事をしている国は外食のバリエーションが少なくて、やっぱり外食は贅沢という感じ。外食ばかりだと体の調子がおかしくなる。油をとりすぎたり、肉ばっかり食べることになってしまったり、野菜不足になやまされる。
そこで時々市場で野菜を買ってきて、サラダにして食べたり、コンロを都合して煮て食べたりしてます。700円ほどで灯油のストーブにもなるコンロを市場で買ってきました。木綿糸をよったものをいくつもの穴にとおして灯油をタンクから吸い上げて燃やすというタイプです。
火をつけるのが大変で20個もある灯油の芯にひとつづつ火をつけるのです。煤で真っ黒になりながらマッチで火をつけて、消すときにも
つまみを回すだけでは消えてくれず、顔を突っ込んで、思いっきり息を吸い込んで、ふっーっとやらないといつまでも燃えてます。顔も真っ黒になります。傾けると灯油はもれるし、なかなかやっかいなやつです。
でも、燃費いいし、火力強いしどこでも
も持ち運びできるし、一生懸命もえてくれるなかなかかわいいやつなのです。


今回のお鍋には野菜たっぷりと市場で驚くほど安かったエビとハマグリが入ってます。

 

燃えよ。ベトナムコンロ! がんばれ! ベトコン!